子供が生まれて5ヶ月経った

子供との日々ポエム

クレヨンしんちゃんってご存じだろうか。

著作権が大丈夫かわからなかったのでペイントで書いた。

うちの子、こんな頭のかたちしてる。
身の回りに子供がいなかったから、こんな頭のかたちを子供はする(ことがある)なんて知らなかった。

生活ががらりと変わった

うちには2年ばかり犬がいる。
犬がいるとなかなか適当な旅行には行けないし、朝帰りもできない。
子供もそんな感じかなと思ってたら全然違った。

生まれた当初は全然寝てくれず、2時間に一度夫婦で交代で起きて面倒を見ていた。抱いたまま寝てしまい床に子供を落としそうになることもあった。

もともと登山などのアウトドアが趣味だったけど、いけなくなった。
代わりにゲーム機を買って、息抜きは家でやるようにした。

アウトプット量が減った

ベンチャー企業に勤めているので、なんだかんだで土日も家でできる作業をしていたらしい。泣いている子をほおっておけないのであやしていると一日が終わる。抱いていたらキーボードは叩けない。

また、気軽に出張や海外転勤などを受けることが当分できなくなった。
仕事で頑張りたい自分と、子育てをサポートしたい自分が常に戦っている。

理解のある職場でよかった

職場(というよりも上司)が子育てに理解を示してくれるため、夜泣きする子供の面倒を見ていて遅刻したり、保育園見学のために有給を取っても何も言わず、温かい目で見守ってくれる。

これが理解の無い職場だったら、と思うとぞっとする。
知り合いは「奥さんは育休なんでしょ?ならあなたは大丈夫じゃない?」と言われたと聞いた。

そもそも育休という言葉を変えて欲しい

育休、休んでるように見えるけど全然休めない。24時間365日顧客対応をしているようなもので、ちっとも安らげない。くわえて、社会から隔てた環境に育休時はいることになる。積極的に外にでるようにしないと、精神が傷みそう。

理解のある職場でも、育休を取るのは難しい

世間の数倍早く状況が変わるベンチャー企業にいると、育休を取って帰ってきたら自分が浦島太郎になって居場所がなくなる気がして、育休が取れない。
また、人が少ない中ギリギリで頑張っている同僚を尻目に育休をとるのはやはり勇気が要る。

せめて毎週1日だけ休暇が取れればいいのになと思うのだけど、どう解釈してもそのような制度にはなっていない。

「タカイタカイ」は、「キツイキツイ」

「タカイタカイ」って、普通に腕が辛くないですか?
他にも、長時間抱っこやお風呂など、全てにフィジカルが要求されるなんて知らなかった、筋トレしとくべきだった。

キツさと楽しさが常に同居する

明日一番で会議があるのに4時を過ぎても寝ないときは、本気で泣きたくなる。機嫌良く遊んでいると、こっちも楽しくなる。

たまに、親が子供に危害を加える痛ましい事件がある。
昔はああいった事件に対して無邪気に石を投げていたが、なんだか投げれなくなってしまった。子供は良くも悪くも感情を揺さぶってくる。

スマートフォンがある世界でよかった

子供が寝ないときの暇つぶし、最後にうんちしたログの共有、遠方の祖父母との画像共有、可愛い瞬間の撮影。すべてスマートフォンのお陰で実現できている。実家とのLINEグループが作れて、両親兄弟でうちの子の可愛い瞬間を共有できているし、洋服を送ってもらったらその洋服を着た写真を送ったりもできる。10年前なら確実にできなかったこと。

成長速度と、その課程に同席できること

最近、うちの子が寝返りを覚えた。僕らはもちろん意識せず寝返りができるのだけど、寝返りの動作をひとつひとつ考えると、腕を閉じて、腰を回して、足を90度動かして、と意外に忙しい。

寝返りをする前日に、「うーうー」とうなっているので見てみると、一生懸命寝返りの練習をしていた。でも何度やっても失敗する。そりゃそうだ、両腕を広げたままで寝返りはできない。

見かねて、子の腕を掴んで腰の位置に持っていき、ゆっくりと寝返りのサポートをしてあげた。
そうすると、1回、2回と成功するようになり、いつしか100%成功できるようになった。小さな一歩だが確実な学習だ。

うちの子は、この世界に実在している。
腕を振り回して壁に当たったら痛くて泣くし、両親を見つけると一生懸命見つめてくる。手を下ろしたほうが寝返りという動作はしやすいことも、体感で覚えることができる。同じように、これからハイハイ、タッチ、歩行、トイレなど様々な動作を派生して学んでいく、スキルツリーのように。

でも、その動作が「寝返り」というものであることを知るのはまだまだ先のことだ。

対して、コンピューターに「寝返り」という単語を覚えさせるのは簡単だ。でも、寝返りという動作や、そこから様々な行動を学習させていくためには途方もない技術を必要とする。

「なるほど、これが現実に身体を持つことのアドバンテージか!」

と妙に納得し、興奮して妻に話したが、ついぞ理解してもらえなかった。

それどころか、寝返りから戻れずに夜中に泣くようになり、「早くうつ伏せから戻る方法も教えてやれ」と恨み言を言われる羽目になった。

次の5ヶ月

秋から保育園の申込みが始まる。不安しかない。
いろいろな判断が要求されるし、子も子で歩くようになっているかもしれない。楽さを快適さを期待するつもりは無いが、せいぜい10年後に振り返ったときに後悔が無いようにしていきたいな。

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