個人事業主はこれだけで9割の仕訳ができる、まずはこれだけ3種類の仕訳

お仕事

いよいよ確定申告の時期となりました。 フリーランス経験があることもあり、この時期になると確定申告について聞かれることがよくあります。

そこで、まずはこれを登録してと言っている仕訳をご案内します。

1.売上の仕訳

まずは売上の仕訳です。 「借方」、「貸方」はまずは右と左くらいにしておいて、例のように会計ソフトに入力していきましょう。

借   方 貸   方 摘   要
現金 50,000円 売上50,000円 現金で商品を売り上げた


振込の場合には、このように入力します。借方(左側)が変わります。

借   方 貸   方 摘   要
普通預金 50,000円 売上50,000円 商品を売り上げ振込まれた

2.仕入や経費など、出金の仕訳

1)仕入の仕訳

商品の材料を仕入れた時の仕訳です。出費の場合には、現金や普通預金が右側(貸方)に行きます。

借   方 貸   方 摘   要
仕入 50,000円 現金50,000円 現金で材料を仕入れた

2)経費の仕訳

文房具を買ったり、光熱費を払ったり、経費になるものを払った時の仕訳です。 左側(借方)に、どのような経費かを示す科目を設定します。

借   方 貸   方 摘   要
通信費 (経費) 50,000円 普通預金50,000円 通信費が引き落とされた

3)経費ってどうやって選ぶの?

一番悩むのが、経費の左側です。どれにしようかなと悩むことが多いと思います。 あんまり悩まなくてもいいです。むしろ、同じ支出は同じ科目で登録するように心がけるほうが重要です。

また、あまり無い支出については、「雑費」というなんでもアリな支出がありますので、こちらを選んでください。

他社様のサイトですが、こちらのサイトなどが参考になると思います。

一般的な経費科目一覧

借   方 貸   方 摘   要
雑費 50,000円 普通預金50,000円 なんでもあり

3.お金が移動したときの仕訳

口座からお金を引き出したり、口座間でお金を移動したり、家計と事業の間でお金を移動したときの仕訳です。

1)お金を引き出した

お金が増える方が、左側(借方)です。

借   方 貸   方 摘   要
現金 50,000円 普通預金50,000円 普通預金⇒現金

引き出しに手数料が掛かったときには、下記のようになります。

借   方 貸   方 摘   要
現金 49,750円 普通預金50,000円 普通預金⇒現金
支払手数料250円 引き出し手数料

2)お金を口座間で移動した

振込先が、左側(借方)、振込元が右側(貸方)です。

借   方 貸   方 摘   要
現金 49,750円 普通預金50,000円 普通預金⇒現金
支払手数料250円 引き出し手数料

3)家計と個人でお金を移動した

個人事業主は自分の事業から給料をもらうということがありません。

その代わりに、「事業主借」、「事業主貸」という科目を使います。

■事業用のお金を家計に移した

借   方 貸   方 摘   要
事業主貸 50,000円 普通預金50,000円 事業⇒家計

■家計のお金を事業に移した

借   方 貸   方 摘   要
普通預金 50,000円 事業主借50,000円 家計⇒事業

4.これを覚えて、迷ったらググってみよう

フリーランスはじめたての方は、まずは上記の仕訳を覚えて、迷った場合にはググって調べてみましょう。 どの会計ソフトでも、このような仕訳の形式で入力する欄があると思います。

僕は、仕訳になれるまではこの本を使って調べていました。 「こういうときはこういう仕訳」と書いてあるので、らくちんです。

最新 知りたいことがパッとわかる勘定科目と仕訳が見つかる本

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超定番本ですが、他の本のように肩肘を張らずに読むことができました。 こんなもんかなーとパラパラ見てみるのに良いと思います。

フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。

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では、確定申告頑張ってください!!

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